現代人間学部 心理学科

2022年度 社会調査ゼミの発表会を行いました!(part2―菊野ゼミ・尾崎ゼミ3年次生)

2023年02月08日

心理学科3年次生の4ゼミ(松島ゼミ・菊野ゼミ・下田ゼミ・尾崎ゼミ)合同で、2週にわたって1年間の調査研究の発表を行いました。今回はpart2として、菊野ゼミ・尾崎ゼミの6発表について報告します(part1はこちら)。

この日は、大雪の影響で、交通機関の遅延や運休が発生したため、通学できない人はZoomで発表や授業参加することになりました。





キャンパス内も一面雪景色になりました。

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【菊野ゼミ①】服装とマスクの色の関連性
服装の色に対して身につけたいと思うマスクの色に関連があるのかを明らかにするため、女子大学生74名を対象に調査を行いました。結果、一部の色(赤、緑色の服の色)を除き服の色に限らず白及び黒色マスクが多く選ばれることが明らかになりました。本研究から、白や黒色マスクを選択することにより服装の色を活かすセパレーション効果の可能性が示唆されました。

【菊野ゼミ②】限定品に関する探索的研究-どのような限定品が購入されやすいのか-
「限定」と表記されている商品を見ると、つい買ってしまうことがあります。本研究では、どのような限定品が選ばれやすいのかを明らかにするため、女子大学生43名を対象に調査を行いました。結果、限定品を購入する際の予算額が高い人ほど「最新版」限定商品を買いたくなることが明らかになりました。本研究より、限定品を購入する際の予算額が高い人の商品魅力は「限定」表記に加え、「最新」表記にも影響を受ける可能性が示唆されました。



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【尾崎ゼミ①】SNSによる口コミが化粧品購買に与える影響
SNSによる口コミが化粧品の購買行動にどのような影響を与えるのかを明らかにするため、10~30代女性135名を対象に調査を行いました。結果、InstagramやYoutubeを見て化粧品を購入する人が多く、購入する際には、ポジティブな口コミよりもネガティブな口コミに注目する人の方が多いことが分かりました。また、化粧品購買の際に流行や周囲の評価を意識する人は、SNSを見て化粧品を購入することが多く、商品の使用感や効果、満足度など、様々な口コミを重視していることが示唆されました。

【尾崎ゼミ②】推しの有無による日常生活の違いに関する調査
推しの有無によって日常生活の充実感に違いがみられるかどうか、また推しがいる人たちの推しへの気持ちにどのような違いがあるかを検討するため、女子大学生114名を対象に調査を行いました。結果、8割の人は推しがいると回答し、そのうちの半数以上は推しが5人以上いることが分かりました。推しがいる人といない人とでは、充実感に違いは見られず、推しがいる人たちの中では、1ヶ月あたりのグッズ購入金額が高いほど推しが自分の人生に不可欠だと思っており、推しへの熱狂度が高いこと、推しの人数は、グッズ代や熱狂度と関連はみられないことが明らかになりました。

【尾崎ゼミ③】大学生の自己肯定感と褒められることとの関連
自己肯定感と褒められることとの関連を検討するため、女子大学生87名を対象に調査を実施しました。褒められ方(直接、間接、SNS)に関しては、直接褒められる場合に最も自信がつくこと、相手(家族、友人、恋人)については、友人から褒められた場合に最も自信がつくことが分かりました。また、自己肯定感の高い人は低い人と比べて、他者から褒められたことに疑いの気持ちをもたず素直に受け止め、他者から褒められた経験がよくあると認識していることが示されました。

【尾崎ゼミ④】男女における対人依存と性格との関連
対人依存と性格との関連および男女差を検討するため、10代後半~20代前半の男女87名を対象に調査を行いました。結果、依存対象は母親が多く、女性の方が男性よりも、他者から具体的な助言や援助を得たいと思う傾向が高いことが分かりました。性格との関連について、男性では、しっかりしていて自分に厳しい人や新しいことが好きで発想力豊かな人は他者への依存性が低く、女性では、不安や心配を感じやすい人は他者に依存する傾向のあることが示唆されました。



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授業当日、急遽オンライン発表となったグループもあり、どうなることか心配しましたが、スムーズな連携で無事に全グループの発表を終えました。

2週にわたって、4ゼミ12グループの研究発表を行いましたが、それぞれの疑問や関心が活かされたユニークな研究ばかりで、教員も興味深く発表に聴き入りました。
1年間、研究テーマを決めるところから始まり、目的や仮説の設定、調査の実施、データ分析と考察、プレゼン資料の作成、発表まで、長い道のりだったと思いますが、ゼミでの共同研究で得られた気づきやスキルは、卒業研究だけでなく、社会に出た後にも活かされることと思います。
みなさんの今後の成長や活躍に期待しています。

心理学演習(3年次ゼミ)担当: 松島るみ・菊野雄一郎・下田麻衣・尾崎仁美
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学心理学科 at 12:30ゼミ紹介

3,4年合同ゼミを行いました(2022年度 尾崎ゼミ)

2023年02月06日

1月中旬、尾崎ゼミでは、3,4年生の合同ゼミを行いました。例年、4年生と3年生とが交流する機会を設けているのですが、1年前には先輩から話を聞く立場だった彼女たちが、後輩に向けて堂々とアドバイスする姿に、彼女たちの成長を実感する時間にもなっています。



3年ゼミ生の感想を一部紹介します。

(Aさん)大学の先輩の話をこんなに間近で聞く機会は今までになく、よい経験でした。就活に関することをとても気楽に答えてくださり、就活に対する気持ちが少しだけ軽くなりました。

(Bさん)漠然と就活に対して不安があるものの、最初は何を聞けばいいのかわからず、どうしようと思っていたのですが、先輩や先生が率先して話をしてくださり、就活での辛かったことや楽しかったことなど、色々な話を聞くことができたので、とても有意義な時間を過ごすことができました。

(Cさん)実際に就活を経験した先輩のお話を聞けるのはとても貴重な体験だと思った。やっぱり話を聞くと自分にも出来るのかなと不安になったのですが「就活は楽しむべき」と仰っていたので自分も頑張ってみようかなと思った。

(Dさん)就きたい職業を捨てきれず諦めずに最後まで就活された先輩の方のお話を聞いた時、私も就きたい職業があるため諦めずに最後まで就活したいと思いました。聞いたことを活かし、就活に全力で取り組もうと思います。

(Eさん)就職活動に対してネガティブな印象を抱いたまま、本格的に動き始めなければならないことがどうしようもなく不安だったのですが、今回の合同ゼミで「いろんな大人と話す機会」や「自分をとらないなんて損してる」という前向きで強気な意見を聞くことができ、合同ゼミ以前よりかなりポジティブに就職活動を捉えられるようになりました。先輩方それぞれに動き方に多様性があったので、良いと思ったところを真似していき、自分が納得できるようなところへ就職しようと改めて思うことができました。ありがとうございました。

(Fさん)就活に対して怖いイメージしか抱いていなかったので、就活を楽しんだり、前向きな気持ちで先輩方は就活をなさっているという話が印象的で、勇気づけられました。業界を絞る・絞らないといった就活に対する考え方や目標、進め方が人それぞれ違っていて、自身に合った就活スタイルを見つけることが大事なのだと感じました。就活に対する姿勢や、この合同ゼミでの会話の回し方・振る舞いなど端々から先輩方の器の大きさを感じ、来年の自分も同じくらい堂々とできるよう成長したいと憧れを抱きました。



3年生からの感想を受け取った4年生からもメッセージが届きました。

努力の分だけ結果がついて来るわけではないのが就活なので、しんどく感じる方もおられると思いますが、3年生の皆さんが自分らしく輝ける企業に内定が出ることを願っています!私は志望業界があって就活していたので、狭い知識しかないですが、今後同じ業界に興味がある方がいらっしゃったらいつでも相談に乗ります。

これから就職活動が本格化する3年生の皆さんも、いよいよ社会へと一歩踏み出す4年生の皆さんも、それぞれが自分らしく、納得できる道に進んでいけますように。
応援しています!

報告:尾崎仁美
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学心理学科 at 16:48ゼミ紹介

2022年度 社会調査ゼミの発表会を行いました!(part1―下田ゼミ・松島ゼミ3年次生)

2023年02月03日

心理学科3年次生の4ゼミ(尾崎ゼミ・菊野ゼミ・下田ゼミ・松島ゼミ)では、「心理学演習(ゼミ)」の授業において、1年にわたり調査研究を行ってきました。
2022年度は、2週にわたって各ゼミの発表を行いました。今回はpart1として、下田ゼミ・松島ゼミの6発表について報告します。

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【下田ゼミ①】イヤホン・ヘッドホン着用動機尺度の作成の試み
私たちは普段何気なくイヤホンやヘッドホンを着用していますが、音楽や動画の視聴以外の目的で着用することはないのでしょうか。本研究ではイヤホン・ヘッドホンの着用動機を明らかにすることを目的に、大学生104名にアンケートを実施しました。その結果、イヤホン・ヘッドホンを着用する動機として、4つの因子(「音へのこだわり」、「公共への配慮」、「気分転換」、「外部とのつながりの遮断」)が抽出されました。これらの結果から、音楽や動画の視聴以外にも私たちは様々な理由でイヤホン・ヘッドホンを着用していることがわかりました。




【下田ゼミ②】店員の声掛けが洋服購入時の消費行動に及ぼす影響
洋服屋などで店員から声掛けされることが苦手だと感じることはないでしょうか。本研究では、店員の声掛けが不快に感じられる要因の検討として、店員の自己主張の強さと客のリアクタンス特性の個人差(例:他者からの行動制約に対して個人の自由を侵害されたと感じやすい傾向)に着目しました。女子大学生90名にアンケートを実施した結果、リアクタンス特性の個人差にかかわらず、自己主張が強い店員の声掛けのときの方が弱いときに比べて、店員や店に対するネガティブな印象が高まることがわかりました。



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【松島ゼミ①】ファン対象(推し)に対する心理と推し活に対する投資額との関連性
ファン対象(推し)に対する心理と推し活に費やす金額には関連が見られるのかを明らかにするため、130名の大学生を対象に調査を行いました。ファン心理の中でも、特に推しへの疑似恋愛感情が強い人ほど、グッズ購入や製作費、ライブ・イベントや宿泊費等の投資額が高いことがわかりました。また、推しに対する尊敬・憧れ、共依存的感情、疑似恋愛感情は男性よりも女性の方が高い傾向にあることが明らかになりました。




【松島ゼミ②】自尊心とアンチファン態度の関連について
自尊心とアンチファン態度(芸能や音楽等の分野における特定の人物に対し、嫌悪感情を示し、誹謗中傷等の態度をとること)にどのような関連があるかを調べるため、100名の女子大学生を対象にアンケートを行いました。その結果、常に他者と自分を比較する傾向にある社会的自尊心が低い人は、アンチファン対象の傲慢な言動に対し不快に感じるというアンチファン態度がみられることがわかりました。




【松島ゼミ③】Instagramによるファッション認識や行動への影響
Instagramがファッションに対する意識や行動にどのように影響しているかを明らかにするため、大学生99名に調査を行いました。Instagramをきっかけに洋服を購入したことがある人は、企業の公式アカウントの投稿や広告よりも、「インフルエンサー」の投稿をきっかけに購入する傾向が強いことが明らかになりました。また、インフルエンサーをフォローしている人の方が、フォローしていない人よりも周りに流されやすい特性があることが示されました。




【松島ゼミ④】「ファン」の性格と「推し対象」の性格の関連性
自分自身と「推し」対象の性格は似ているのか(類似性)、あるいは異なるのか(相補性)を明らかにするため、女子大学生72名を対象に調査を行いました。「推し」が男性である時、女性である時それぞれに分析を行った結果、男性推し、女性推しの性格いずれも、自分の性格と比較的似ている傾向があることがわかりました。また、男性推しが「アイドル」である時に最も同一視する傾向が高く、女性推しが「俳優・モデル」である時に最も尊敬・憧れの気持ちが強くなることが示唆されました。



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この授業では、課題や仮説の設定、調査の実施、データ分析、考察、最終プレゼンテーションの一連の過程を通して、4年生の「卒業研究」に向けた基盤作りをすることが出来ました。また、グループで研究を進めることで、他者と協働する力を身につけられたのではないかと思います。
この1年で培った様々な力を次年度以降、さらに伸ばしてくれることを期待しています。(part2に続きます)

心理学演習(3年次ゼミ)担当: 尾崎 仁美・菊野雄一郎・下田麻衣・松島るみ
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学心理学科 at 15:05ゼミ紹介

2021年度社会調査士ゼミの研究発表会を開催しました

2022年03月15日

心理学科3年次生の4ゼミ(廣瀬ゼミ・尾崎ゼミ・後藤ゼミ・松島ゼミ)では、「社会調査士」資格を取得するため、また4年次で行う卒業研究の基盤作りのため、1年にわたって調査研究を行っています。
今年度も1月の2週にわたって4ゼミより計7グループの発表を行いましたので、その様子をご紹介します。

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【廣瀬ゼミ】
「コロナ禍における女性の化粧に関する行動」というタイトルで発表を行いました。
コロナ禍になって様々な変化がありましたが、そのことが化粧やその購買行動にどう影響しているかを調べるための調査を行いました。15歳以上の女性を対象にWebでアンケートを集め、104名から回答を得ました。
調査結果から、化粧品の購入頻度は全体として大きな変化はなく、ネットでの購入が増加していました。以前と比較して、目元や眉毛を化粧のポイントとして重要視する変化が見られ、特に目元を重要視する人は流行意識が高い(流行に敏感である)ことがわかりました。
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【松島ゼミ①】動画と写真による購買意欲の差異
本研究では、写真と動画の広告で購買意欲に差異はみられるのか、スイーツ(マカロン)とファッション(ブラウス)の写真と動画を刺激とし、購買意欲を調べました。調査対象者は36名の女性(20代が中心)で、Webで調査を行いました。
結果より、予想とは異なり、スイーツの方は動画より写真を見た方が購買意欲が高くなり、一方ファッションについては、動画と写真で購買意欲に差がみられませんでした。動画があることでイメージがよりつかみやすい商品もありますが、今回の2つの刺激は、必ずしも動画を視聴することが購買意欲に影響するわけではないことが明らかになりました。

【松島ゼミ②】化粧技術の高さとファッション意識による性格・自尊感情の違い
化粧技術の高さとファッション意識によって性格と自尊感情に差はみられるかを明らかにするため、44名の大学生にWebでアンケート調査を行いました。結果より、化粧技術が満足している人は外向性が高く自尊感情も高いという仮説は支持されず、コロナ禍による化粧観の変化が影響している可能性が示唆されました。また、ファッションと個人特性の関係についても仮説自体は支持されなかったものの、普段明るい服装を着ている人は、開放性が高く、また服の流行を重視する人は協調性がある等の関連がみられました。

【松島ゼミ③】なぜその雑貨屋は選ばれるのか
大学生にとって身近な5つの雑貨屋を対象として、「なぜその雑貨屋は選ばれるのか」について、44名の大学生を対象に調査を行いました。主に「SD法」という、対立する10の形容詞対(例えば、流行の-定番の、かわいい-おしゃれ等)を用いてイメージを測定する評価方法を用いて、5つの雑貨店の評価をしてもらいました。そして、マーケティングで使用されることがあるSWOT分析という手法で見出した仮説と結果を照らし合わせ、各雑貨屋が選ばれる理由を見出しました。
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【尾崎ゼミ①】SNSと自己投資額の関連
SNS利用と自己投資額(化粧品や洋服の購入金額)との関連について研究しました。商品購入のきっかけになったアプリケーションについてはInstagramが最も多く、半数以上が検索機能を利用していることが示されました。SNS利用頻度や就寝時のSNS利用の有無による自己投資額の違いを検討した結果、いずれも差は見られず、自己投資への興味がある人はない人に比べて自己投資額が高いということが明らかになりました。

【尾崎ゼミ②】女子大学生の気分と自己投資額の関連
どのような気分の時に自己投資額(化粧品の購入金額)が大きくなるのかについて検討しました。気分については、ポジティブ/ネガティブ感情を喚起する場面を設定し、それぞれの場面において、5000円を予算として化粧品を購入する場合、いくら使用するかを尋ねました、また、普段ポジティブかどうかを捉えるため、楽観性についても回答を求めました。分析の結果、楽観性の高低による自己投資額の差は見られませんでしたが、気分に関しては差がみられ、ネガティブな気分の時よりもポジティブな気分の時の方が自己投資額が高くなることが分かりました。
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【後藤ゼミ】キッチンカーアカウントのいいねの多いInstagram写真の分析
本研究では、キッチンカーアカウントの投稿写真について、写真にどのような特徴が写っていると「いいね」が増えるのかについて調査・分析を行いました。具体的には7つのキッチンカーアカウントの最新投稿50件について、14個の特徴があるかないかの調査を行いました。結果の一部をご紹介すると、よく言われるような写真に手や顔が映っている写真がいいねが多いという特徴は見られませんでした。一方で一般に言われるような、背景がぼけている「映え写真」はやはりいいねが多いという特徴がありました。逆に、キッチンカーアカウントであるにもかかわらず、キッチンカーの出店情報の投稿はいいねが少ないという結果は意外なものでした。これはキッチンカーを宣伝するためのアカウントであっても宣伝の意図がはっきりと分かる投稿はいいねが少ないのではないかと考察しました。




発表会の様子

この1年間、問題の設定から調査実施、分析、考察までのプロセスを進める中で研究のスキルが身についたことに加え、ゼミ生同士で協働する力も身に付いたことと思います。これらの経験を踏まえ、4年生の卒業研究にも積極的に挑戦してくれることを期待しています。


発表会の後に4ゼミ全員で記念写真

心理学演習(ゼミ)担当: 廣瀬 直哉・尾崎 仁美・後藤伸彦・松島るみ






  


Posted by 京都ノートルダム女子大学心理学科 at 08:17ゼミ紹介

3、4年合同ゼミを行いました(尾崎ゼミ)

2022年02月14日

1月上旬、3、4年の合同ゼミを行い、3年生が4年生から話を聞かせてもらいました。

3年生からは、「1年前の時期をどう過ごしていたか」「就職活動と大学生活をどのように両立していたか」「希望する業種をどのように絞っていったか」「今の就職先に決めた理由は?」「“これだけはやっておくべき”ということは?」など、就職活動に向けた質問が積極的に出されました。

4年生は、どの質問に対しても、自分がどう考え、どう向き合ったかを丁寧に話してくれ、具体的な対策やアドバイスもたくさん伝えてくれました。1年前には不安そうな様子で先輩たちの話を聞いていた彼女たちが、こうして後輩に向かって経験してきたことを伝える姿に、1年間の成長を感じました。



3年生も、先輩たちからのリアルな話に、たくさんの気づきと刺激をもらえたようでした。以下に、3年生の感想を一部紹介します。

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・先輩方の活動の話を聞いて、自分の今やらなくてはいけないことや、就活への向き合い方をあらためて認識することができました。今回の合同ゼミを活かして自分も頑張っていきたいと思います。

・4年生の話を聞いてそろそろ就職活動に本腰を入れなければならないと思いました。自分が働いてる姿が想像できるところを最終的に選んだという話を聞き、会社の知名度や規模よりもっと重要視しなければいけないことがあると気がつくことができました。

・早い段階から就活への準備を進めていてすごいと思った。私はまだ就職の形を決めきれていないので、企業に就職する際のことを聞けて良かった。実際の体験だったので、大人の人がするキャリアガイダンスよりも分かりやすかった。面接で聞かれることや、新聞を読む必要性がわかった。ありがとうございました。

・普段は聞くことかできない貴重な体験談を聞き、就活のリアルを知ることができてよかったです。同じ大学の同じ学部の方々の就職活動について話を聞く機会はこれまでなかったので、とても貴重なお話ばかりでした。自分が納得できるような就職活動にしていきたいと思います。

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「ここで働きたい!」と思えるところに出会えたことを“ご縁” だと話してくれた4年生ですが、こうして同じ大学、同じゼミに所属したことも、“ご縁”ですね。
これからも、みなさんのさらなる成長、活躍を願っています!

報告:尾崎仁美
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学心理学科 at 17:32ゼミ紹介

松島ゼミ3年生の中間報告(社会調査士ゼミ)

2021年10月06日

社会調査士ゼミの4ゼミでは,1年かけて調査研究に取り組みます。2021年度の松島ゼミ8名も様々なテーマで研究を行っています。前期前半は緊急事態宣言が発出されていたこともあり,主にZoomを使いながら調査立案を行いました。また前期後半は対面授業を再開し,ウエブ調査のフォーム作成等を行いました。
今回は,各グループのテーマやゼミ生の声を紹介します。

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①動画と写真による購買意欲の差異




このグループでは,身近な商品(スイーツや洋服)に焦点を当て,動画による商品紹介か写真による商品紹介かによって購買意欲に差異がみられるのか調べることを目的にしています。SNSでは動画・写真いずれの広告も見ることがありますが,私たちはどちらの広告でより心動かされるのでしょうか?

・Aさん:参考にする先行研究がなかなか見つからなかったり、慣れないGoogleFormの作成だったりと苦戦することもありましたが、グループで協力しながら調査を進めてくることができたのでこのまま後期も頑張っていきたいと思います。

・Bさん:Googleフォームを作る時にその調べたいものを知るためにはどんな質問をすればいいのか悩んで難しかったです。3人で協力して作ることができて良かったです。



②化粧技術の高さとファッション意識による性格・自尊感情の違い




このグループでは,自身の化粧技術とファッションの主観的意識により性格や自尊感情には差がみられるかを調べることを目的に調査を行いました。自分の化粧技術に満足している人とそうでない人,そして,好むファッションスタイルによって,性格や自尊感情には差がみられるのでしょうか?

・Cさん:実際に、Google formを作成して見直すと、仮説を立証するための質問が入っていなかったり、その反対で、分析に必要のない質問が入っていたりと、修正するのに思ったよりも時間がかかり難しく感じましたが、グループで話し合いながら作成することで気づける部分も多く、満足のいく調査内容になったと感じています。

・Dさん:自分とゼミ仲間の興味を話し合いながら擦り合わせながら質問紙完成までのプロセスが楽しかったです。



③なぜその雑貨屋は選ばれるのか




このグループでは,女子大生にとって身近な5つの雑貨屋を対象に,イメージ比較や実際の購買行動を比較することによって,どのような雑貨屋がどのような理由で選ばれやすいのかを明らかにすることを目的に調査を行いました。

・Eさん:アンケート作成では、質問を考えるのが大変でしたが,どの雑貨屋にするか色々調べていた時,それぞれの雑貨屋がこんなところにあるんだ,こんなの売ってるんだという発見もあり楽しかったです。

・Fさん:前期の授業ではZoomや対面で調査内容を話し合って決めたり、質問紙の作成に取り組んでいました。そして、無事質問紙を完成させることが出来て良かったです。

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後期はアンケートの内容を統計的に分析したり,考察したりしながら調査結果をまとめていきます。
社会調査士ゼミの発表会は1月に予定されていますが,どのような結果が報告されるのか,今からとても楽しみです!

報告:松島るみ
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学心理学科 at 09:08ゼミ紹介

社会調査士ゼミの研究発表会を開催しました

2021年02月10日

心理学科の3年次ゼミの3ゼミ(廣瀬ゼミ・松島ゼミ・尾崎ゼミ)では、「社会調査士」という資格を取得するため、また4年次で行う卒業研究の基盤作りのため、1年にわたって調査研究を行っています。
2020年度は1月13日、20日の2週にわたって3ゼミより7グループの発表が行われましたので、その様子をご紹介します。
各ゼミの様子や受講生の感想は各ゼミからの報告記事をご覧下さい。
 廣瀬ゼミ 12月21日リンク
 松島ゼミ 1月25日リンク
 尾崎ゼミ 8月15日のリンク

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【廣瀬ゼミ Bチーム】
「テーマパークでの消費行動」というタイトルで発表を行いました。
テーマパークのもたらす非日常的な空間においては金銭感覚にずれが生じているのではないかと考え、テーマパークにおける非日常感と持っていく予算額の関係を調べました。
調査では172名に対し、東京ディズニーリゾート、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、サンリオ・ピューロランド、ナガシマスパーランドの4つのテーマパークについて、非日常的と感じるかどうか、どれぐらいの予算を持って行くか、好きかどうかなどを尋ねました。
4つのテーマパークの比較では、東京ディズニーリゾートがもっとも非日常感が高く、もっとも好かれているテーマパークであることがわかりました。
ところが、東京ディズニーリゾートにおいては、非日常感と予算の関係は見られませんでした。
一方、他の3つのテーマパークにおいては、非日常感と予算の相関が見られ、そのテーマパークに対して非日常的だと感じているほど、多くの予算を持っていくという結果が得られました。


【廣瀬ゼミ Pチーム】
「東京ディズニーリゾートが消費行動にもたらす影響」というタイトルで発表を行いました。
代表的なテーマパークである東京ディズニーリゾートに絞って、テーマパークに対するイメージやその人の性格、金銭感覚がテーマパークでの消費にどう影響しているかを調べました。
調査はBチームと合同で行ったため、調査対象者は同じで、質問項目もいくつか重なっていました。
東京ディズニーリゾートについてのイメージや持っていく予算、その人の金銭感覚、性格などを尋ねました。
東京ディズニーリゾートに対するイメージでは、外向的な人ほど東京ディズニーリゾートに対する好感度が高く、真面目な人や平凡な人ほど見た目によい印象を持っていることがわかりました。
また、お金を大切にする人ほど、好感度が高く、見た目によい印象を持っていることもわかりました。
さらに、予算額との関係では、東京ディズニーリゾートに対して好感度が高く、楽しいと思っている人ほど、たくさんの予算を持っていくという結果が得られました。
したがって、性格とパークに対するイメージと予算額が関連していることが明らかになりました。


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【松島ゼミ 化粧チーム】 研究タイトル「化粧行動への好感度と化粧観について」
化粧への好感度による化粧観(化粧のとらえ方)や印象の違いを明らかにするため、女子大学生103名を対象にウエブ調査を行いました。
主な結果として、化粧が好きな人は、化粧前後による顔の印象に差が見られ、化粧後の方が「積極さ」「暖かさ」「大人っぽさ」「活発さ」「柔らかさ」「派手さ」の得点が高くなりました。
一方、「親しみやすさ」については、化粧への好感度に関わらず、化粧後の顔よりも化粧前の素顔の方が親しみを感じやすいことが分かりました。
また、「化粧は自分が自分としてあるために必要なものである」「化粧はクリエイティブである」等、化粧に対して前向きで発展的な考えをもっている人は化粧行動中に、ワクワク感・夢中・癒し・嬉しいなどのポジティブで明るい感情を抱いていることがわかりました。


【松島ゼミ スタバチーム】 研究タイトル「なぜスターバックスは若者に人気なのか」
スターバックスはなぜ若者に人気なのかを明らかにするため、177名の女子大生を中心とした若い女性を対象にウエブ調査を行いました。
また、スターバックスに関する調査だけではなく、スターバックス以外のカフェによく行く人にもその理由や目的などを尋ね、両者の結果の差異も明らかにしました。
この結果、スタバに行く目的について、他のカフェよりも『期間限定商品を求めて』と回答した人の割合が多く、さらにスタバは『ブランドが優れている』と認識する者が多いことから、これらの要因がスタバの人気につながっている可能性があることが示唆されました。


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【尾崎ゼミ 衝動買いの心理チーム】
どのような人が衝動買いをしやすいのかを明らかにするためにするため、ストレス、ライフスタイルに焦点を当てて検討しました。
女子大学生100名を対象にWeb調査を行った結果、衣類、化粧品、食料品がよく衝動買いされていること、衝動買いの理由として「一目ぼれ」「自分へのご褒美」が多いことが分かりました。
ストレスやライフスタイルと衝動買い傾向との間に関連はみられませんでしたが、衝動買いをよくする人とあまりしない人とでは衝動買いをした後の気持ちに違いがあることが分かり、衝動買いをよくする人は衝動買いをした後、「満足した」「幸せな気持ちになった」「すっきりした」など、ポジティブな感情を経験していることが示されました。
***学生の感想***
● 気になったことをゼミのテーマとして取り上げて、最後まで携われたのでよかった。ゼミの発表会では自分がやり遂げたことをしっかり伝えられたので、悔いはないです。


【尾崎ゼミ ファン心理チーム】
どのような要因がファングッズの購入に関連しているのかを明らかにするため、女子大学生104名を対象にWeb調査を行いました。
回答者のうち、ファン対象がいる人は86%で、ファン対象として最も多かったのは「アイドル」、次に多かったのは「アーティスト」でした。
回答者自身の外向性の高低、ファン対象の外見的・内面的魅力の高低、ファン同士のかかわりの有無に着目し、ファングッズの購入頻度や購入金額を比較しましたが、いずれも差は見られませんでした。
今回の結果から、今後、調査対象者をアイドルファン等に絞ることで、より詳細な検討ができると考えました。
***学生の感想***
● 自分が気になっていたことを質問項目に入れたからといって結果が上手く出るとは限らないことを今回の調査で実感したので、卒業研究で活かしていきたいなと思いました。
● 発表はわかりやすく伝えることが難しかったですが、自分たちなりに頑張りました。もともと興味がある内容だったので質問項目を考えたり回答を集計することは楽しかったです。


【尾崎ゼミ】 服の衝動買いチーム
衣服の衝動買いに焦点を当て、どのような要因が購入後の服の愛着度に関連するのかを検討しました。
女子大学生97名を対象に調査を行った結果、1年間で服を衝動買いした回数は1~2回が最も多く、1回あたりの購入額は3000円~5000円が多いことが分かりました。
衝動買いをした服と衝動買いではなく購入した服とで、購入後の愛着度に差は見られませんでしたが、商品の購入理由と愛着度との間に関連のあることが分かり、衝動買いであっても、「後悔しないため」「自分へのご褒美として」購入した場合、購入した服への愛着度が高くなることが示されました。
***学生の感想***
● 例年とは異なる状況でしたが、対面授業ができない時はZoomで意見を出し合ったり、データを集めるのにGoogleフォームを活用したりと、状況に合わせた工夫もたくさんできたと思います。それぞれ興味のあるテーマで研究が行えたので楽しかったし、資料を作り終えた後は達成感がありました。
● 長い時間をかけて作った質問も、分析をしていく中でもっとこういう質問もしておけばよかったと思ったので、次に質問紙で調査をするときには分析することを踏まえて質問紙を作ろうと思いました。
● グループだからこそアイデアが豊富に集まり価値観が様々で試行錯誤することが楽しかったです。協力することの難しさや分担して進めることの大変さも知り、沢山の経験を積むことができたゼミでした。


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今年度は新型コロナの影響で、オンラインによるゼミのスタートとなりましたが、そのような中でも様々な手段を使い、受講生同士が連携して、問題の設定から調査実施、分析、考察までしっかり調査研究を進めることが出来ました。

他のゼミ生や教員からの質問に答える質疑応答の時間もありました

4年生の卒業研究が今からとても楽しみです。

  心理学演習(ゼミ)担当: 廣瀬 直哉 ・ 松島 るみ ・ 尾崎 仁美  


Posted by 京都ノートルダム女子大学心理学科 at 17:31ゼミ紹介

2020年度 松島ゼミ3年次生調査研究報告

2021年01月25日

松島ゼミでは,卒業研究のベースとなるスキルを身につけるため,そして社会調査士ゼミとして,グループで調査研究を行っています。

2020年度前期はオンラインを中心にゼミを進めました。
オンラインでどこまで研究が進められるのか心配していましたが,研究テーマの決定や調査項目の設定,ウェブアンケートの作成など,チャットや音声を通して活発に意見を出し合いながら進めました。
後期は対面で,受講生同士協力してデータ分析や結果の考察を進めてきました。

今年度は,2つのグループに分かれ,①女子大学生の化粧行動 および ②身近なカフェ に関する調査研究を行いました。

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①化粧行動に関する調査
化粧への好感度による化粧観(化粧のとらえ方)や印象の違いを明らかにすることを目的として,女子大学生103名に調査を行いました。


 ①のテーマ:発表スライドより

以下は,①のテーマを担当したゼミ生3名の感想です。

Kさん 化粧観が人それぞれに違うことが面白かったです。
化粧はしなくても生きていけるけど,化粧をすることで印象の変化を楽しんだり,自信をつけたりと,とても魅力的なものであるなと改めて感じました。

Mさん 他の講義でもGoogleフォームの調査を行ったけど,今回のゼミ調査のように細かい分析はできなかった。
結果も分析も大変だったけど,時間をかけて頑張った甲斐があったなと思った。

Fさん 結果は予想通りのものもあれば,意外なものもあって面白かったです。
特に,化粧が嫌いな人の方が,化粧が好きな人よりも,化粧前後とも自分の顔に対して「暖かい」という評価をしていることが印象的でした。
発表はすごく緊張しましたが出来てよかったです。

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②身近なカフェに関する調査
女子大学生を中心とした女性177名を対象に,なぜ若者にスターバックスが人気なのか,スタバだけではなく,それ以外のカフェとの比較も行いながら明らかにしました。


 ②のテーマ:発表スライドより

以下は,②のテーマを担当したゼミ生5名の感想です。

Nさん スタバが若者に人気の理由を調査し,他のカフェと比較してみて,スタバは「スタバというブランド」が魅力であるということがわかり,スタバのブランド力の強さを改めて感じました。
また、アンケート作成や結果の集計など初めて行うことが多く苦戦することもありましたが、グループのメンバーと協力し形にすることが出来て良かったです。

Kさん 今回でスタバの企業戦略について知ることができ,スタバに対する見る目が変わった。前よりもスタバのことが好きになれた。

Hさん 色々不安だったり大変な事もありましたが,皆と協力して一つの発表を成し遂げられたことがとても嬉しかったし楽しかったです。

Eさん 他のカフェと比較することで。よりスターバックスの魅力を知ることができたと思う。
また,コロナウィルスの影響でGoogleフォームを用いての調査となったが,SPSSを使って回答を分析する力もついたので良かった。

Hさん 1つのお店を調査するにあたって,同業他社の人気要素を分解していくことで,より納得できる調査になっていくことが面白かったです。
活動を進めていく中で,まずオンラインでのスタートであったり,各作業段階において反省点が浮かび上がるなど,難しく感じることもありましたがとても勉強になりました。

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例年とは異なる状況での調査研究となりましたが,結果的には学びを止めることなく,無事に調査研究を終えることが出来ました。
ゼミ生みんなで協力して進めてきた今回の経験が今後に活かされることを期待しています!

 報告:松島ゼミ生・松島 るみ
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学心理学科 at 16:35ゼミ紹介

3・4年合同伊藤ゼミ 卒研発表会を行いました!

2021年01月19日

1月9日に心理学科の卒業研究発表会が催されました。
伊藤ゼミ4年生も、それぞれのポスタールームでZoom越しの発表を終え、翌週1月13日に3・4年合同ゼミで再度発表しました。
お互いの成果を共有し、後輩にエールを送るのが目的です。
例年は茶話会を兼ねて行っているのですが、今年はコロナ禍で飲食は見合わせ、教室とZoomをつないで発表と座談会を行いました。

今年の4人の卒研の内容を、改めてゼミ生から紹介してもらいます。
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Eさん 「女子大学生における父親への嫌悪感と評価 -娘の性格特性を関連付けて-」
若い女性は父親に嫌悪感を抱きやすいと言われますが、本当にそうなのか、どういう面やどういう人がそうなのかを検討しました。
その結果、協調性の高い人ほどお父さんの評価が低く、嫌悪感も強く持つ傾向にあることがわかり、お父さんには少し酷な結果となりました。

Kさん 「仮想的有能感がLINEにおける自己表出に与える影響」
”根拠のない自信”ともいわれる仮想的有能感と、LINEでのコミュニケーションやLINEトプ画の使い方などとの関連を調べました。
その結果、仮想的有能感が高い人は自分が既読無視の状態にされると不安になりやすかったり、トプ画の変更頻度が高かったりすることが明らかになりました。

Nさん 「被愛欲求・承認欲求が友人間の信頼感に及ぼす影響について」
人から愛されたい、あるいは、人から能力を認めてほしい、という欲求の強さ・弱さが、友人関係に及ぼす影響を調べました。
その結果、2つの欲求は友人間の信頼感に影響を及ぼし、被愛欲求は承認欲求以上に影響することが分かりました。

Sさん 「自己開示における抵抗感が二者間の関係構築に及ぼす影響」
二者間で会話するときにおこる開示することへの対抗感がどういう場合に変化するのか、検討しました。
その結果、好感を持っている人に実験的な開示を行うことでは、抵抗要因や場面別でも抵抗感は変化しないことがわかりました。
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ひとりずつ教室や自宅から発表

発表後、研究について3年生からの質問を受けてディスカッション、
さらに就活や卒研のスケジューリング(「早めに動いた方がいいよ」という反省あり、「まだまだ間に合うよ!」というエールあり…)について、アドバイスをしたりしました。


距離を取って向かい合わせで座談会

4年生に2年をかけて取り組んだ卒研を経ての感想を聞いてみると・・・
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Eさん
私の研究の結果は、自分の中ですごく意外だったので研究していてとても興味深かったです。
今までろくに論文にも触れてこず、自分で論文を調べて読み解くこともしてこなかったのでいろいろと初めてのこと尽くしでしたが、先生や同じゼミの友だちに支えられながら、最後まで楽しみながら終えることができました。

Kさん
コロナにより3年次には想定しなかったゼミ環境となりましたが、先生とmanabaやzoomを通して頻繁にやりとりをしていただけたので、無事、卒業論文と並行して研究発表を終わらせることができました。

Nさん
研究をする中で予想通りの結果が出たものや、そうでない結果になったものもあって、今回のテーマで研究をして良かったなと思いました。

Sさん
自分の興味のある分野の文献を探して読み込み、理解していく過程が一番ワクワクしました。
反対に、自分のやりたいことを質問紙にまとめていく作業が難しかったです。
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4人の個性はベクトルがみんな違ってキラキラしている、とても面白いゼミだったと思います。
これからそれぞれ別の世界に飛びたちますが、卒研のラストスパートでみせた(これも毎年思うことですが「早めにスパートしてもいいんだよ・・・」)パワーを糧に、大空を飛び回ってくださいね。


1月19日に最終の4年ゼミ、Zoomで集合写真

 報告:伊藤ゼミ生 ・ 伊藤 一美  


Posted by 京都ノートルダム女子大学心理学科 at 18:46ゼミ紹介

アメリカのブロックポート大学の学生と交流 ―3年次空間ゼミ 活動報告―

2020年12月24日

空間ゼミでは、昨年度より、アメリカのブロックポート大学(SUNY Brockport)心理学部の学生と共同研究を行っています。
3年次ゼミ生たちから、今年の活動を報告してもらいます。

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空間ゼミでは、アメリカのブロックポート大学(SUNY Brockport)心理学部の学生と共同で、異文化比較研究に取り組んでいます。
10月からはゼミのメンバーで協力し、調査に使う質問項目を検討しています。
質問紙の英語版と日本語版を照らし合わせて、アメリカの学生にメールで質問しながら、研究を進めています。

12月のゼミでは、クリスマスカード(スライドショー)を作成しました。
キャンパス内のクリスマスツリーを表紙として、現在の大学生活、ゼミの様子、ゼミ生の趣味、京都や日本の文化を紹介するスライドショーを作成して送りました。







  スライドショーでのXmasカード

昨年のゼミ生は手書きのカードを送りましたが、今年は、オンライン授業中の現地の学生が自宅でも見られるよう工夫しました。

アメリカからもゼミ生に、メールでクリスマスカードが届きました。

メリークリスマス!
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報告: 3年次 空間ゼミ生 ・ 空間 美智子
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学心理学科 at 15:31ゼミ紹介
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