現代人間学部 心理学科

卒業論文発表会

2014年01月29日

 本日4講時(15:05~16:35)に心理学部の卒業論文発表会が開催され、心理学部の全教員と4回生・3回生が参加しました。この発表会は4回生の必修科目「ノートルダム学Ⅲ」の一環で行われるもので、4回生にとっては大学生活最後の講義となります。18ゼミが4会場に分かれ、各ゼミの代表者がパワーポイントを用いて発表し(10分)、発表しない4回生は発表を聞いて質疑応答の時間に質問をします(3分)。他の人が行った研究を知ることで新しい知識を得たり、自分の卒業研究について振り返ることができる貴重な時間となりました。

 3回生は科目「心理学演習Ⅰ」という3回生ゼミの一環として参加しました。4回生の発表を聞くことで、卒業論文作成のイメージを持つことができるようになります。さらに、次は私の番だと3回生がやる気スイッチをオンにすることが期待されます。

 発表会の様子1 発表会の様子2
 発表会の様子1                  発表会の様子2
 
 発表者は、卒論の成果を「発表」という形で出しきり、それに対してフロアの3、4回生や心理学部教員は意見交換をおこないました。この卒業論文研究への総仕上げの作業は、全ての学生にとって次のステップにつながる深い学びになったと感じました。


 報告:心理学部広報係


   


Posted by 京都ノートルダム女子大学心理学科 at 17:10学科のトピック

「ラーニング・コモンズでゼミ!」(向山ゼミの紹介)

2014年01月24日

 心理学部の向山です。1月末の卒業論文テーマの提出を控えて、3年ゼミ生の論文への取り組みにも真剣さが増してきました。今年度の授業も残り数回。これまでのゼミでの学びを踏まえ、今月は図書館の「ラーニング・コモンズ」でゼミを行っています。本学の図書館は2階の一部がこの「ラーニング・コモンズ」として利用できるのです。ところで「ラーニング・コモンズ」って何でしょう?

 “図書館は一人で静かに調べものをするところ・・・”と考えている人も多いかもしれませんが、こういった従来型の図書館の利用法に加えて、近年はディスカッションやグループ研究ができる“学びを共有できる場”、すなわち「ラーニング・コモンズ」としての図書館の活用が注目されています。図書館は、書物等の印刷物はもちろんのこと、コンピュータ等の設備を使った電子情報や図書館職員によるサービスが利用できます。こういった“知の宝庫”である図書館の様々な資源を活用しながら、図書館の中で教員や学生同士が議論しながら、自主的にあるいは共同で研究や学習を進めていくのです。

 現在のラーニング・コモンズのスペースは下の写真の通りです。新校舎ではどのような図書館になるのか楽しみですね。

ラーニング・コモンズ
  ラーニング・コモンズのスペース 

 「ラーニング・コモンズ」でゼミを行うことは、ある程度、卒業論文への基礎固めができた今の時期にとても有効です。ゼミ生達は卒論の進行状況に応じて文献を探したり、疑問に思ったことをゼミ教員に質問したり、また椅子を並べてゼミ生同士で教え合ったり議論したりしながら、自由に図書館の中を行き来し、学びを楽しみながら卒論を進めているようです。

 今は2年間の卒業研究のちょうど中間地点。卒論の新芽が出て順調に育ち始めた頃かな?一人ひとりの卒論の花が咲くまで、あともう少し時間がかかりますが、それぞれが頑張って良い論文に仕上げましょう。応援していますよ!   

 報告:向山泰代

  


Posted by 京都ノートルダム女子大学心理学科 at 07:00ゼミ紹介

行動観察に関する本

2014年01月20日

 心理学部の廣瀬です。最近読んで面白かった本について書こうと思います。それは、松波晴人著の『「行動観察」の基本(ダイヤモンド社)』です。

 行動観察は、科学的な研究法の一つとして、心理学はもちろん、人類学、社会学、生物学など様々な学問分野で古くから用いられてきました。ところが、近年は、学術研究だけではなく、ビジネス分野でも用いられるようになってきました。著者の松波氏は大阪ガス行動観察研究所の所長で、ビジネス分野における行動観察の日本での第一人者です。

 これまでは、主にアンケートやインタビューといった言葉を用いる方法で、消費者の心理を理解しようとしてきたのですが、これからは、消費者自身が意識していない深い心理まで知ることができなければ新しい商品やサービスを提供することが難しくなってきました。行動観察は、そのような言葉に出来ない人間の側面を行動を通して明らかにすることができます。

 この本の中では、実際に松波氏らが行った行動観察の事例が手に取るように詳しく紹介されています。心理学の教科書では、観察にはどんな種類があるか、いかに信頼できる観察を行うか、などが基本として取り上げられます。そういう点からみる、この本は「基本」ではなく、あきらかに「応用」の本なのです。しかしながら、初めての人が「行動観察とは何か」という本質を理解するには、心理学の教科書よりこちらの本を読むことをお奨めします。

 また、観察から得たデータだけに基づくのではなく、心理学を始めとする様々な知見を総合して、人間をどうとらえるか、ということが大切にされているように感じました。そういう点からも、心理学部の学生さんにも、ぜひ読んでもらいたい一冊です。

 報告:廣瀬直哉  


Posted by 京都ノートルダム女子大学心理学科 at 07:00日記

卒業論文の口頭試問が終わりました

2014年01月16日

 1月の10日、11日、13日に卒業論文の口頭試問が行われました。これは、4回生が執筆した卒業論文の内容に対して教員が口頭でいろいろと学生に質問をして、学生はそれに答える試験です。学生自身が執筆した内容を自分のものとして理解できているかの確認を行う意味があります。卒業論文を指導したゼミ担当の教員(主査)とランダムに選出された心理学部教員1名(副査)の計2名で、15分間いろいろな質問を学生に投げかけます。

先生から見て
 試問会場(先生側から)

学生から見て
 試問会場(学生側から)

 お正月の間に4回生は試問の準備をしてきたはずです。どんな質問がされるのか友達同士で予想しながら練習したという話も聞きました。長い時間をかけてやっと完成させた卒業論文ですから、その思いをぜひ口頭試問で伝えてほしいと教員一同願いながら試問を実施しました。

 報告:心理学部広報係  


Posted by 京都ノートルダム女子大学心理学科 at 07:00学科のトピック

香港における小学生の英語教育

2014年01月13日

 心理学部の内田です。今回は香港における小学生の英語教育についてお話しします。ちなみに日本の小学校では今後英語教育がさらに促進される動向にあります。そのため、小学校の先生を目指す学校心理専攻の学生は、大学で英語の基礎科目だけでなく英会話の科目も履修して来たるべき時に備えています。

 日本の「国語」にあたる科目は香港では「広東語」となり、外国語の授業として「English」を取り入れているので、日本と同じ教育環境だと思うのですが、英語教育は日本より進んでいます。また、英語だけでなく、世界的な学習到達度調査(PISA)においてすべての分野で香港は日本を上回っており、見習う点が多いのではないかと考えます。

 ここでは昨年香港で開催された教育フォーラムで公開されていた小学校英語の授業についてみていきます。児童が全員iPadをもち、英語で文章を作成していくソフトで学習します。それぞれがキャラクターを決定して料理を作るゲームのような内容でした。料理の具材を自分で選んで調理をして、完成した料理の味について発表するところまでが学習内容です。味の表現でどのような英語の形容詞を用いるかが学習のポイントだと感じました。

香港の英語教育1
 英語でワードを入力中

 児童の学習内容は前の画面で確認することができ、間違いはすぐにフィードバックすることが可能です。もちろん良いアイデアをみんなですぐに共有することも可能です。
 
作品紹介
 学習のフィードバック

 日本の小学校でも近い将来このようなスタイルで英語の授業が行われるかもしれません。

 報告:内田和寿 
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学心理学科 at 11:00日記

私の冬休み

2014年01月06日

 新年あけましておめでとうございます。本年も皆様にとって良い年でありますことをお祈りいたします。

 心理学部の内田です。私は昨年末香港へ行きバレーボールのワークショップに参加してきました。このワークショップは私と香港の友人を中心に企画したもので、国際的なバレーボール指導者の交流会となりました。2日間の開催で香港の指導者が30名、日本の指導者が11名参加し、バレーボールの指導について学び合いました。2日目には香港の児童生徒が150名も集まり、日本人の指導者が指導しました。
 バレーボールのルールは世界共通ですが、練習方法は国によって様々です。今回は日本人コーチが日本の練習を紹介するセッションがあり、私も15分ほどプレゼンを行いました。
 夜には懇親会が開催され、香港と日本の指導者がさらに交流を深めました。香港のみなさんは日本に詳しく、「倍返しだ」という言葉を上手に使っていて、その情報の速さに驚きました。
 今年は、今回の活動のようなスポーツによる国際交流について研究を深めていきたいと思います。

オープニングセレモニー
 オープニングセレモニー(右から3番目が私)

集合写真
 参加者全員集合


 報告:内田和寿  


Posted by 京都ノートルダム女子大学心理学科 at 14:00日記
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