現代人間学部 心理学科

「認知症サポーター養成講座」を実施しました

2017年07月10日

2017年6月21日(水)の5講時、本学にて「認知症サポーター養成講座」を実施しました。

「認知症サポーター養成講座」とは、超高齢化社会の中で認知症当事者と家族への応援者である認知症サポーターを養成して、認知症になっても安心して暮らせる町づくりを目指すもので、全国的に「認知症キャラバン」として展開されています。
本学のある下鴨学区では、左京北地域包括支援センターが中心となり各所で開講しており、この度は本学現代人間学部と共催で、本学学生や近隣の方々向けに実施することとなりました。

当日の参加者は、本学学生27名、教職員2名、地域の方1名の計30名でした。
包括支援センターと関連の福祉機関スタッフの方々6名が来られ、認知症の社会的現状、DVD視聴、医学的説明、デイサービスでの実地のお話などをいただきました。

認知症サポーター1
山本センター長からのお話

そのあとグループに分かれ、認知症に対する不安や疑問、感想を共有しました。

認知症サポーター2
グループでの話も活発でした

心理学科からも高齢者の心理を学んでいる学生を中心に参加があり、また家族に認知症当事者を抱えている学生も多々見受けられ、グループでも全体の振り返りでも活発な発言がありました。その中で「徘徊かな・・・と思っても、実際には声かけを躊躇してしまうし、タイミングも方法も難しい」という質問があり、包括センターの山本センター長から具体的なアドバイスとともに、声かけのポイントを示したリーフレットをいただきました。



積極的な質問も

本講座は、現代人間学部の「人と暮らしを支える」というコンセプトともつながります。そして、学生たちにとっては認知症についての啓発というだけでなく、複数の職員の方々からお話をいただいたことで、高齢者福祉の現場で生き生きと働くキャリアモデルに触れる貴重な機会にもなりました。
今後は毎年定例として、初夏の時期に開催を予定しています。

報告:伊藤 一美







  


Posted by 京都ノートルダム女子大学心理学科 at 17:09イベント学生の様子
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