現代人間学部 心理学科

バレンタインデーに関する調査実施と店舗見学(パティシエの方にお話をうかがいました)

2018年09月27日

 5月から始まった2018年度の「社会・ビジネス心理フィールド研修」(前回のさいころ日記はこちら http://notredamepsychology.kyo2.jp/e529802.html )ですが、その後、どの様な調査を実行すれば、今年度のお題である「京都在住の20代女性をターゲットカスタマーとした、マールブランシュ北山本店で販売するバレンタインデー商品」を提案することが出来るのか、受講生達が検討を進めてきました。

調査項目を考える過程では、「自分たちにとってバレンタインデーはどのような日なのか」「バレンタインデーは他のイベントとどのように違うのか」「20代女性はバレンタインデーを楽しんでいるのか」と様々な視点から議論されました。そして、その様な議論の内容も今回の調査内容に反映させることで、バレンタインデーの背景にある若者の心理も探ることにしました。

社会ビジネスフィールド2018.9-1
議論の末、ついに調査用紙が完成!

バレンタインデーに関する調査実施と店舗見学(パティシエの方にお話をうかがいました)
調査のデータ入力中

 また、9月14日にはマールブランシュのチョコレート専門店「加加阿365祇園店」にお邪魔し、マールブランシュではどの様なコンセプトで例年バレンタインデー商品をお客様に届けてこられたのか、毎年変わるそれぞれのコンセプトに込められた思いをお聞きしました。

バレンタインデーに関する調査実施と店舗見学(パティシエの方にお話をうかがいました)
「加加阿365祇園店」の店舗内でお話を伺いました

バレンタインデーに関する調査実施と店舗見学(パティシエの方にお話をうかがいました)
マーケティング部の樺山様よりバレンタインデー商品のコンセプトについてお話し頂いています

 さらに、今回はマールブランシュでパティシエとして活躍しておられる池本様より、パティシエになられた経緯やご自身が開発されたスイーツに対する思いをお話し下さいました。自分の考えと世間のニーズ、そして「マールブランシュらしさ」を取り入れながら、日頃どの様に新たなスイーツを創造されているのか、受講生に向けて丁寧にお話し下さり、受講生も商品開発のお話を直接パティシエの方からうかがえるということで、熱心に耳を傾けていました。また、その後も受講生が現在検討しているバレンタインデー商品について、池本様に質問やご相談をさせて頂いたようです。

 これから、調査の分析結果をもとに商品やサービスを実際に検討していきますが、この過程は例年、本フィールド研修で一番難しさを感じさせる部分であり、一方で一番やりがいのある部分でもあります。今回店舗で収集させて頂いた貴重な情報を踏まえ、11月9日の最終報告会に向けて、受講生同士でより活発に議論を深めていってもらいたいと期待しています。

最後に、店舗見学の後に、受講生の一人から感想を聞きました。
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加加阿365祇園店の店舗を訪問させて頂き、バレンタインデーの企画やパティシエのお仕事をされている社員の皆さんのお話をお聞きし、また最後には自分たちで今考えている提案を相談しました。これまで、20代女性をターゲットに新しいスイーツの形を提案しようとしていましたが、マールブランシュらしさや、京都らしさということを意識して考えることがまだまだ出来ていないことに気付かされました。これからさらに良い企画ができるよう、そしてターゲットのニーズに応えられているか、“らしさ”を商品から感じられるかを意識して商品の検討に取り組みたいです(3年次 Fさん)。

バレンタインデーに関する調査実施と店舗見学(パティシエの方にお話をうかがいました)
パティシエの池本様より、商品開発にこめられた思いをお聞きしました

バレンタインデーに関する調査実施と店舗見学(パティシエの方にお話をうかがいました)
加加阿365祇園店のチョコレート製品について説明して頂いています

報告者:社会・ビジネス心理フィールド研修授業担当者 廣瀬・尾崎・松島



Posted by 京都ノートルダム女子大学心理学科 at 10:37│講義の様子学生の様子

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