高3生に向けて卒論を発表しました

京都ノートルダム女子大学心理学科

2018年02月23日 06:07

2月は、卒業式の準備が進む中、春からの新入生を迎える行事も始まる時季。

その一つ、「入学前教育講座」は、本学に入学予定の高3生を対象にして毎年行われています。
2日間のプログラムで、大学での学び方の心得、図書館・パソコンの利用法やレポートやノートの書き方などを学ぶとともに、4月から同級生になる仲間と少しずつ知り合う場にもなっています。

その中で、2日目の2月9日(金)に、各学科4年次生代表による「卒業研究発表会」が行われました。
心理学科では、各ゼミからの代表者による卒論発表会がすでに行われていますが、その中からさらなる代表として発表してくれたのが、尾崎ゼミの山本真妃さんです。

タイトルは「ファン心理と消費行動の関連について」。
山本さんは、もともとマーケティングに関心があり、心理学科で社会調査士の資格も取得されました。
そして、卒論では、好きな芸能人やスポーツ選手などのファンは、どのような心理でその人のグッズなどを購入するのか、値段を気にせず買う人はどういう人なのかといったことについて、アンケート調査を行いました。


データを紹介しながら発表する山本さん

どういう人がつい高いファングッズを買ってしまうのか、逆に買いすぎず抑制する人にはどういう心理が働いているのかについて、分析の表を用いて、高校生にもわかりやすく説明してくれました。

山本さんにも大好きなアーティストがいて、日ごろの疑問を大切に温めて卒論のテーマにしたとのこと。
発表の中で、
「心理学のテーマはたくさんあります。4年間あるので、ゆっくり時間をかけて探してください」
と高校生にエールを送ってくれました。
「高校生のみんなが、とてもしっかり静かに聞いてくれてうれしかった」とも。

昼休みには、心理学科への入学予定生と一緒にランチ。
大学生活についての質問に答えてくれ、高校生からもとても好評でした。
4年後にはこんな風になれたらいいなあと思いながら、きっと大学生活が楽しみになってきただろうと思います。

卒業後は、心理学科での学びを実際に活かして、販売促進のためのグッズやアンケート調査などを企画する企業に就職予定とのこと。
山本さん、お疲れさまでした。
身体に気をつけて頑張ってください。
そして、卒業後もぜひ遊びにきてくださいね。

 報告:心理学科 広報係

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