現代人間学部 心理学科

ノートルダム遊びプロジェクト2017 「自然と遊ぼう!」-空気であそぼう・虫になろうー実施報告

2017年11月22日

11月12日(日)に本学にて「自然と遊ぼう!」を開催しました。

少し肌寒くなるこの時期は、毎年室内での遊びを楽しんでいますが、今年はアリーナで、空気を感じたり、虫の動きを体感したり、さまざまな遊びを企画しました。
当日は、47家族131名(子ども76名、保護者55名)、学生32名(学部学生29名、心理学研究科大学院生3名)、教職員4名、総勢167名の活動となり大盛況でした。学部学生の構成は、「こどもと自然」の授業履修生のうち5名が参加、ボランティアには心理学科、こども教育学科から多数の参加がありました。

広いアリーナで

今回のメインテーマは、「空気」と「虫」。
そして定番の顕微鏡による「自然観察」や自然素材のまつぼっくりを使った遊びも組み合わせました。

じっくり取り組む遊びでは、顕微鏡観察、バルーンスライム、葉っぱのこすりだし、クリスマスリースづくり、磁石で動かすあおむしづくり、まつぼっくりつみ、まつぼっくりのけん玉づくりといった企画がありました。
ホウ砂と洗濯のりで作る「バルーンスライム」は、素材をよく練り、うまく膨らませることに何度も挑戦する子、こがもpadを使ったこすりだしでは、きれいな葉っぱの形を何枚も映し出していた子、まつぼっくりを上手に積み上げることにはまりこんでいた子など、それぞれ試行錯誤を繰り返しながら長い時間熱中できたようです。

自然と遊ぼう11月2
バルーンスライム 葉っぱこすりだし まつぼっくりつみ

空気を感じる体験の一つに、ストローの先にのせた球を吹き上げる遊びがありました。
球を落とさずに吹くことが難しいのですが、あきらめずに何度も挑戦している子がいました。
空気でっぽう、パチンコ、ペットボトルの空砲は小さいお子さんでもトライできたようです。

自然と遊ぼう1月3
ペットボトルの空       パラシュートあそび

それから、アリーナの広い空間を活用して紙飛行機も飛ばしてみました。日ごろ広い空間で紙飛行機を飛ばす経験がなかなかできないこともあってか、遠くまで飛行機が飛ぶのを満足げに見ていた子どもの姿が印象的でした。また、パラシュート遊びや、段ボールで作ったキャタピラーで思いきり身体を動かして遊んだり、大きな穴を虫になって潜り抜け大きなスイカを食べるふりをして遊んだり、身体も心ものびのびと解放されていたように思います。

自然と遊ぼう11月4
あおむしに見立てたキャタピラーで競争 あおむしになろう! 

面白かったのは、「ピタゴラころころ」という遊びです。
アリーナ外の傾斜を利用し、長い筒を縦半分に切ったものをつなげてボールを転がすのですが、初めて出会った子どもたちが協力して筒をつなぎ、長いルートを作っていました。
ボールを転がす先には、出口がどこになるかわからない仕掛けを作るなど、子どもたちの創造力豊かな一面に触れ、学生スタッフにも驚きや新しい発見があったようです。

自然と遊ぼう11月5
ピタゴラころころ はらぺこあおむしのペープサート劇

最後には、心理学科の2年生ボランティアによる「はらぺこあおむし」のペープサートを上演。学生たちは「卵➝青虫➝さなぎ➝蝶」の変化を楽しく演じてくれました。舞台前に親子が集いほっこり過ごせたひとときでした。

今回は、自由度の高い遊びが多く、学生スタッフも子どもたちの生き生き熱中する姿、遊びが想定を超えて展開される様子から多くを感じ学べたようです。また、保護者のアンケートでは、子どもが集中して遊べた、身近な素材で楽しめた、学生の対応が丁寧で優しかったなど多数高評をいただきました。
自然と遊ぼう11月6
スタッフ全員で記念撮影

今年度は「中谷医工計測技術振興財団」から2017年度科学教育振興プログラムの助成をいただけたおかげでプログラム企画の幅も広がりました。
また、遊びの内容については、葵児童館館長の渡邉先生にご助言をいただき、良い活動に仕上げることができました。
そして、今月末には市内公立小学校行事で本日の企画にある遊びを子どもたちが学生ボランティアと一緒に行う予定です。

最後になりましたが、ご支援くださった関係諸機関、学内関係部署の皆様には感謝申し上げます。次年度もますます発展、充実した活動になるようスタッフ一同頑張りますので、今後ともご支援賜りますようよろしくお願い致します。

報告: 小川 博士、藤本 陽三(こども教育学科)、高井 直美、薦田 未央(心理学科)
  


Posted by 京都ノートルダム女子大学心理学科 at 05:38講義の様子イベント学生の様子

2017年度「心理・教育フィールド研修b」の最終報告会を行いました

2017年11月21日

2017年度の「心理・教育フィールド研修b」は、10月24日(火)に最終報告会を行い、6カ月間の研修過程を終えました。
(これまでの様子はこちら ↓↓ )
2017年06月15日  2017年08月29日

今回は、受講生のKさんから、これまでの授業の振り返りと最終報告会の様子を報告してもらいます。
-------
今年度は、株式会社ロマンライフ様より、「20代女性をターゲットカスタマーとした、マールブランシュ京都北山本店で販売するアニバーサリースイーツの提案」という課題を頂き、半年間に渡って、調査、分析を行い、提案を考えてきました。

10月の上旬には中間発表が行われました。それまでに、私達受講生からなかなか良い案が出ず、不安を抱えたまま、中間発表を行いました。発表後には、株式会社ロマンライフのご担当者様から多くのご指摘とご助言を頂きました。
そこから、3週間後に控えた最終報告会に向けて提案を見直し、新しい提案を考えました。

最終報告会では、最初にこれまでの授業の経過を説明し、次に、質問紙の集計結果を発表しました。
主な内容は、20代女性がどのような記念日をどのように祝っているのか、そこで使われるスイーツはどのようなものか、また、記念日でうれしかったことや過ごしてみたい記念日等です。その後、集計結果をもとに、3つの提案を行いました。

一つ目は、「まごころーるケーキタワー」です。
「記念日だからこそ想いを伝えるケーキ」というコンセプトで、どの記念日にも使えるスイーツとして、ハートのロールケーキタワーを提案しました。


提案1「まごころーるケーキタワー」

二つ目は、「ファン同士で祝うJOHNNY‘S World ケーキ」です。
ジャニーズファン同士が共感し、思わず写真を撮りたくなるようなケーキとして、ステージに見立てた2段ケーキを提案しました。


提案2「ファン同士で祝うJOHNNY‘S World ケーキ」

三つ目は、「京都3days Fes sweet」です。
京都で行われている京都大作戦というロックフェスとマールブランシュのコラボ企画として、3種類のクッキーサンドを提案しました。


提案3「京都3days Fes sweet」

発表後は株式会社ロマンライフのご担当者様より、貴重なご意見とご感想を頂きました。そして、発表を見に来てくださった先生方にもご意見、ご感想を頂きました。
厳しい意見もありましたが、受講生にとって、この半年間の達成感を感じることのできた最終報告会でした。



ロマンライフの皆様より講評を頂く

この半年間、課題について話し合い、質問内容を考えて調査を実施し、データを分析した結果から提案を考えプレゼンテーションを行うという、普段の授業ではなかなかできない経験をさせて頂きました。質問内容を考える難しさやデータ分析の難しさ、提案を考える難しさなどいくつもの難題に直面し、悩むことが多かったです。ですが、最終報告会で発表が出来たことは、今後の励みにもなりました。今回の経験を、今後に生かしていきたいです。

最後に今回の調査にご協力くださった皆様、本研修にご協力頂きました株式会社ロマンライフの皆様、プレゼンテーションのご指導をしてくださった人間文化学科の平野先生、大変お世話になりました。
お忙しい中、私達の授業にご協力頂きありがとうございました。


お世話になったロマンライフの皆様と
-----

報告者: 2017年度心理・教育フィールド研修b受講生
    授業担当 松島 るみ ・ 尾崎 仁美  


Posted by 京都ノートルダム女子大学心理学科 at 05:53講義の様子学生の様子学科のトピック
< 2017年11>
S M T W T F S
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
過去記事