現代人間学部 心理学科

第2回 小児医療ボランティア養成講座(基礎講座)が終了しました。

2014年03月03日

 小児医療ボランティア養成(基礎講座)の初日について、すでにご報告しました。

 そして、1週間の盛りだくさんのプログラムが、2月20日に無事に終了しました。
 2日目以降も、小児医療の基礎知識、子どもの発達とそれに沿った遊びや学びについて、本学教員だけでなく、京都府立医科大学のお医者様や看護師さん、京都市立桃陽総合支援学校の先生方から、現場の生の声も含めたお話を伺いました。

 この基礎講座では、実際のボランティア活動を想定し、体験学習や見学を大切にしています。
 初日に見学した小児医療センターの中にある院内学級は、京都市立桃陽総合支援学校の分教室です。京都市伏見区にあるその本校にバスで行ってきました。授業参観をさせていただいたり、学校の取り組みや実情について講義をいただき、本校と分教室を結んでのテレビ授業などについても教えていただきました。最後は時間が足りなくなるほど、学生から活発な質問がありました。

 また、本学を会場に、心理学部の教員のほか、他学部の保育士課程や図書館教育の教員が一緒になって、「子どもの遊び」について丸一日の講座を行いました。
 子どもがどのように発達し、病気や障がいを抱えた子どもにはどんな遊びや学習が必要なのかを講義で学んだのち、手遊びや読み聞かせ、道具を使った遊びについて、グループで相談したり、実際にやってみせ合ったりしました。
 絵本を読むのは子どもの時以来・・・の学生もいましたし、センター見学で闘病中の子どもたちを目の当たりにし、どんな工夫をしたら彼らにとって楽しい遊びが展開できるだろうかと不安もあったようですが、最終的にはグループでまとめたアイディアをポスター発表して共有しました。

第2回 小児医療ボランティア養成講座(基礎講座)が終了しました。    第2回 小児医療ボランティア養成講座(基礎講座)が終了しました。
グループワークで遊びを検討     各グループのプレゼンテーション


 最終日には、ボランティア活動を実践中の1期生による報告会が催され、後半の座談会では「困ったことは何か」「学部を越えて学生同士でどんな風に集まったり連絡を取るのか」といった、具体的なことについてやりとりがなされました。


実践講座報告会
 1期生によるボランティア実践報告

 今回の第2期生は心理学部の学生が多いこともあり、ぜひ彼らが核になって、来年度の実践への取り組みが動き出せるとよいなあ、と思っています。教員も一緒にがんばります。

 報告:伊藤 一美



Posted by 京都ノートルダム女子大学心理学科 at 07:00│学生の様子

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