現代人間学部 心理学科

2019年度 NDシアター(小児医療ボランティア)のご報告

2020年03月24日

京都府立医科大学と本学との連携に基づく「小児医療ボランティア」、実践講座「遊び支援」では、年に3回、小児医療センターで入院している子どもたちに「NDシアター」という名前で、絵本の読み聞かせやペープサートなどを届ける活動をしています。

今年度の第1回、9月13日の様子を前の記事でご報告しました。
そして、第2回を12月27日、第3回を年度末の3月19日に予定していましたが、残念ながら第3回は、新型コロナウィルスによる感染防止のため、中止となってしまいました。
残念な思いも含めて、12月のシアターの様子をご報告します。

今回の上演メンバーは、心理学科の2年次のNさんとYさん、こども教育学科3年次のMさんとTさんの4名。
Yさんは、9月には予防接種が間に合わずに悔しい思いをしましたが、今回デビューとなりました!

今回は、2020年の干支、ねずみにちなんで、演目はおなじみの「ぐりとぐら」です。
NDシアターのオープニング曲に続いての手遊びは、”ねずみくくり”で ♪ いっぴきののねずみ ♪

2019年度 NDシアター(小児医療ボランティア)のご報告
 手遊びで子どももメンバーもリラックス

そしていよいよ、「ぐりとぐら」の上演です!
2019年度 NDシアター(小児医療ボランティア)のご報告
 大きな絵本から・・・この子が出てきますよー

2019年度 NDシアター(小児医療ボランティア)のご報告
 卵が割れる瞬間・・・分担もばっちり!

子どもたちもよく知っているお話が、ペープサートと大型絵本の組み合わせや小楽器の効果音とで、一味違った演目となりました。
ももいろ・おれんじ・みどり、3か所のプレイエリアを回り、赤ちゃんから10歳くらいまで6人の子どもたちとその親御さんやスタッフのみなさんが見に来てくれました。

「知ってる!」といってカステラ予告をしてくれたお友だちがいたり、前にも見に来てくれたお顔に会えたり。
赤ちゃんを抱くお母さんが懐かしそうなお顔をしてくださったのもうれしい瞬間でした。

最後に、ぐりぐらの栞とシールのセットを渡し、病室から出てこれなかった子どもたちにも渡していただくこととしました。
2019年度 NDシアター(小児医療ボランティア)のご報告

病棟を出てから、院内のカフェで振り返り。
「子どもが恥ずかしがりながらも後半しっかり見てくれた」「前よりも観客を見ながらできた」「お母さんのリラックスした表情に、こちらもうれしくなった」などと感想がありました。

そして、いざ3月上演へ、と準備をしていたところでの中止・・・。
そのまま今年の実践講座を終えることとなりました。

なかには、引き続き来年も続けたいという学生もいます。
この新型コロナの状況が落ち着いたら、ぜひまたNDシアターを届けたいと思いますが、今はパワーだけでも。
病棟の子どもたち、ご家族、スタッフのみなさま、この大変な時ですが、どうぞどうぞ大丈夫でありますように・・・。

 報告:心理学科 伊藤 一美



Posted by 京都ノートルダム女子大学心理学科 at 17:21│学生の様子

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