Kyoto Notre Dame Universityさいころ日記

みなさん、こんにちは。
今回は、スクールカウンセラーのお仕事について少しお話をしようと思います。

みなさんは、学校に「スクールカウンセラー」という人がいるのを知っていますか？
お会いになった方もおられると思いますし、逆に、全然聞いたこともないという方もおられるかと思います。「スクールカウンセラー」とは、学校に居てみなさんや保護者の方・先生方の悩みごとの相談を聞かせていただくお仕事をしています。



写真のような感じの静かな落ち着けるお部屋で、相談に来られた方のお話を時間かけてじっくりと聞いていきます。スクールカウンセラーはたくさんの悩みを聞きます。

たとえば…
☆お友だちとけんかしてしまった。どうやって仲直りしたらよいかわからないという中学生の相談
→仲直りしたいという気持ちを大切にして、どうやってけんかした友だちに声をかけたらよいか、どうやって謝ったらよいかなど、一緒に具体的に考えます。

☆子どもが学校に行きたくないというお母さんの相談
→いつ頃から行きにくくなったのか、現在、どのような状態なのかをお聞きして、子どもに対してどういう対応をしていくのか、一緒に考えます。

など、一度の相談で解決する悩みもありますし、長期間にわたって一緒に考えていく悩みもあります。
また、カウンセリングでお話をされたことは原則として誰にも伝わらないという安心感を与えることができます。そのため、長期間にわたっても一緒に悩みを考え続けることができます。

スクールカウンセラーは、主に公認心理師や臨床心理士などの資格を得て、学校で働くことができるようになります。特に公認心理師を目指すためには、心理学科で心理学をしっかり学んでほしいと思います。本学心理学科でも、スクールカウンセリング論という授業があり、学校での相談事例に関する対応をみんなで考えています。

興味をお持ちの方は、本学でもスクールカウンセラーとして働く先輩がおられますので、オープンキャンパスでお話を聞きにみえてくださいね。

担当：佐藤睦子